クレジット契約(クレジットカード)
人間社会でクレジット契約が初めて成立したのは大航海時代のヨーロッパと言われています。ヨーロッパ諸国が遠洋航路に耐えられる船舶を競って建造して砂糖や香辛料を求め進出したのを機に輸入品や船舶に出資者を集いリスク分散の為に考えた保険が原型です。
20世紀の終わりごろまでは個人に対する割賦販売を金融商品として扱っていませんでした、あくまでも企業間の商取引での信用後払いとして存在していました。(手形、小切手の原型は日本では江戸時代の中期に発生)
1950年代後半にアメリカで個人にクレジットカードを発行したのが始まりだと言われています、あるレストランで企業経営者の夫婦が財布を忘れてしまい、ご主人が財布を取りに自宅まで引き返す様子を見たある企業家が「商取引だけでなく個人でも信用取引で決済できる商品が使えるのでは?」そんな些細な出来事をヒントにクレジットカードが思考され金融商品として販売されるようになったそうです。
今日ではクレジットカードを所持していないと不便を感じる時代になってきました。使用できるお店や商品もクレジットカードでほとんどが決済される前提で商品価格やサービス料にクレジット手数料が含まれています。
クレジットカードを使用しないと現金支払いの消費者はカードを使用する他人のクレジット決済手数料を払わされているのです。
消費者金融(カードキャッシング)
人類で最も古い職業は売春と金貸しだとある歴史家の指摘がありますが、個人への現金貸付の歴史は最近です。担保が必要な質屋が最初の原型です。
無担保で保証人も必要ない金融商品はハイリスクなので通常のまともな金融機関は扱わない分野でした。現代では気軽に申込みしてクレジットカードと見た目は変わらないカードが発行されて現金が借り入れできるようになりました。